1995年1月17日、阪神淡路大震災で、
私たちの双子の長男は、1歳半で天国に旅立ちました。
2014年1月、二人揃って成人式を迎えるはずでした。
娘に着物を用意するように
「成人式の記念になる歌を作って天国の息子に届けたい」と
臼井真先生にご相談させていただき、
成人式に合わせて『笑顔の向こうに』の歌が完成しました。
そして、阪神淡路大震災で弟さんを亡くされた歌手の森祐理さんと
西灘小学校の「しあわせを運ぶ合唱団」のみなさんが歌ってくださって
このCDが完成しました。

大きな悲しみの中で必死で生きてきた中で出会った臼井先生と祐理さん。
息子の命がつなげてくれたお二人と一緒に
このCDを制作できたことをとてもうれしく思います。
私の想いを受け止めてくださったお二人に心から感謝いたします。
また、たくさんの方が私の想いを受け止めてくださって
制作にご協力してくださいました。
そして、今、みなさまの温かい想いも加わり、
素敵なCDを完成させることができ感謝の気持ちでいっぱいです。

二度と心から笑うことはないと思っていた人生ですが、
子供達のために、再び笑って生きて行こうと思えるようになりました。
この想いが、娘や天国の息子にも届くと信じて、
これからも笑顔で生きていきたいと思います。
そんな私の想いを「絵本・笑顔の向こうに」に込めました。
(CDの歌詞カードの中に収録しています。計15ページです)
イラストは、娘のゆうが担当。
記憶のないきょうだいと共に生きてきた娘の20年間の想いを
これからしっかりと受け止めてやらなくてはと思っています。

悲しみからなかなか歩き出すことができなかった私を
受け入れてくれた家族や両親、弟、妹とその家族、友達のおかげで
少しずつゆっくりと前を向くことができるようになりました。

みなさまの支えのおかげで、20年という時間の中で私は、
悲しむこと以外にも息子を想う方法があるということを知ることができました。
私のそばにいてくれたすべての方に感謝の気持ちを添えて、
このCDを届けたいと思います。ありがとうございました。

                 2014年10月 たかい ちづ

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